2016年3月20日日曜日

アメリカン・キャンパー事情

フロリダに引っ越してきて、最近またキャンプに行くようになって
他のキャンパーも見てて・・・あれっ!なんか違うな・・・

僕がキャンプを知ったのは中学校のクラブ活動のワンダーホーゲルで始まり、
バックパックでの山歩き、このころのキャンプのイメージはスポーツの一つって感じで
オートキャンプを始めたら・・・・キャンプって趣味の一つなんやって思ってて
アメリカのカスケードでのウイルダネスのバックパック、やクロスカントリーで行くデイキャンプまではキャンプが趣味のカテゴリーの一つとして認識してました。

最近思うのは、アメリカではキャンプに対する認識が違うねんや!何が違うねん・・・
それで良ーく観察するようになって、解った事をまとめてみました

どうもこちらの人達はキャンプが目的ではなくて手段って考えてるみたいですね、(^0^)・・・・
なんか幅も広いし奥も深い・・・なるへそ(笑)
もう少し理解するために自分なりに整理してみました
まず大きく3種類に分けて見ました
(1)業務用キャンプ
(2)生活スタイルキャンプ
(3)レジャーキャンプ

(1)業務用キャンプとは
サーカスやレースなど街から街を転々と移動しながら仕事をしてる人達はだいたい
キャンピングトレーラーで生活しながら移動を続けてます・・・ジプシーみたい(^0^)・・・ホンマ




OTRと言う長距離トラックドライバーも2週間から5週間街の間、町から町へと移動しながらの
仕事です、トラックの後ろがスリーパーと呼ばれる居住空間になってます

僕も2年余りOTRと言うジプシー生活をしてました、スリーパーには12Vのクーラーやカセットコンロ、簡易トイレなどを積んで・・・ホンマ、
泊まるのは主に写真の様なトラックストップです、ここにはシャワーやコインランドリーなどがあり、中には教会やシアター、カジノなども併設してるところもあります(笑)
 この写真はスーパースリーパーと呼ばれるもので、中にはシャワーも付いてるとか、
まさにキャンパー(^0^)
写真は僕たちがOTRの仕事をしてた頃のトラック・・・
この小さなスリーパーで業務用キャンプしてました(笑)



(2)生活スタイルキャンプとは
住居としての選択に大きく分けて、戸建てを買う、賃貸を借りる、
パークと呼ばれるキャンピングトレーラーの駐車スペースを借りるの3種類があります

3の方法が生活スタイルのキャンパーです、パークは町の近くにあり、勿論ウチの近所にもたくさんあります、主として年配の方が住んでいます、賃貸のように壁一枚で隣の家ではなく、戸建ての様な庭の手入れなどのメンテナンスの必要もないので結構選択肢としてはグッドかな(^0^)
写真はウチの近所のRVパークです


キャンピングトレーラーの移動のしやすさを犠牲にして居住性を良くしたパークモデルもあります
移動は業者に頼みます(笑)


同じく生活スタイルとしてはスノーバードと言うのがあって、北の方に住んでる人は
冬の雪で覆われる時期、アリゾナやフロリダなどの暖かい地域にキャンピングトレーラーや
キャンピングカーで移動してきて、リゾートパークと呼ばれるようなキャンプ場で過ごし、春になると
北の方に帰っていきます。ウチもいつかそうしたいって考えてます(^0^)・・・ホンマ

(3)レジャーキャンプとは
日本と同じような趣味のキャンプですが、目的別にいくつかに分ることが出来ます
(A)観光キャンプ(今うちがやってる様な)
僕たちは主に国立公園や州立公園などを回って観光してます

ちなみに観光用にはオーランドのデズニーにもキャンプサイトはあるし、メンフィスのエルビスの
生家にもキャンプ場が用意されてました。
写真はエバグレーズ国立公園

写真はバヒアホンダ州立公園・・・綺麗なところです

 レース場もキャンパー歓迎で、ホットロッドのコースは週末3日でRVキャンプは100ドルです
キャンプしながらゆっくりレースを楽しむ・・・オシャレ(^0^)・・・ホンマ

こちらはデイトナスピードウエーのオーバルコースの中にキャンプサイトがあります
これも観光キャンプに入るんかな(^0^)


(B)ハンティングキャンプ・・ハンターがキャンプしながら夜行性の動物を狩るのが目的
主にバスプロショップや銃砲店で専用キャンプギアが売られています
カモのテントとか獲物の解体用ナイフとかもちろん猟銃やライフルも売ってます


(C)フィッシングキャンプ・・・釣人がするキャンプ、テントではなくキャビンを使うことが多いようです・・・いろんなところにあります
グーグルマップでも出てきます

(D)バックカントリー・・・これはバックパックみたいな感じでウイルダネスに入っていくキャンプスタイル・・・歩くだけでなく4輪バイクやカヌーなども使ってトレールに入っていきます

写真はバックカントリーのイメージパノラマ・・・・オドロオドロしてます(笑)

危険も多いのである程度の知識が必要です、カスケードには熊やクーガー、アリゾナはガラガラヘビやタランチェラ、フロリダのバックカントリーにはアナコンダやワニが住んでます
勿論、応急処置が出来る、銃などの武器を携帯するも必須ですね(^0^)

いざと言うときに慌てないよう日頃から練習を積んでおきましょう(笑)・・・いやマジで
カスケードで夜寝てるときにテントの外に大きな獣の気配がして、銃を握りしめて
「入って来るなよ!来たら撃つぞ!」って心の中で叫んでた事がありました(笑)

(E)アイランドキャンプ
これは群(カウンティー)が管理してる島でのキャンプですが、
設備があったとしてもピクニックテーブルとキャンプファイアー用のリングのみで水やトイレはないので自分で持っていきます
勿論、交通機関もないので自分の船で行くことになります・・・「トムソーヤの冒険」みたいです(笑)
写真はデイキャンプ中みたいですね・・・誰かが使ってたら他の空いてる島を探しに行きます

船はドラフトの浅いボートかカヌーやカヤックを使います
公共の桟橋が沢山あって無料で使えます・・・僕は「生活応援桟橋」って呼んでます(笑)

アメリカでのキャンプ生活なかなか幅が広いぶん、色々と便利にできてて気軽に楽しめます
今年は5月と8月に州立公園に予約を入れてます・・・いつも予約でいっぱいやねんな










2016年3月6日日曜日

エバグレーズ国立公園(その4)キャンプ飯

キャンプの楽しみの一つはキャンプ飯
初日は何時ものメニューの「海鮮パエリア」でした
サラダとコーンチャウダースープと赤ワインを添えて
食事が始まったら蚊の攻撃を受けた(笑)・・・明日からは暗くなる前に晩飯です


そして昼ご飯はいつものサンドイッチ・・・・・ハニーの手作りです
2日目の夜は、こちらもお馴染み 牛肉のワイルド焼き・・・
炭と薪をミックスした火で焼きます・・・塩コショウだけのシンプルな味付けですが、美味しいです

薪焼ステーキにガーリックブレッドとサラダとミネストローネとピーマン焼きがサイドに付きます、
勿論ワインも添えて(^0^)・・・ホンマ 美味しかった
そしてもう一つのキャンプの楽しみは 
そよ風に吹かれながらの昼寝(^0^)・・・これが気持ちえぇねん

そして最終日は「チキンガンボ」
作り方はメッチャ簡単・・・マッシュルームとピーマンを炒めて、スーパーで買ってきたローストチキンを入れて、そこに缶入りガンボスープを掛けて加熱するだけ(^0^)・・・ホンマ、
安い・簡単・美味しい(笑)

サラダとビールを添えて
今回も美味しいキャンプでした。

2016年3月5日土曜日

エバグレーズ国立公園(その3)アクティビティーは

3泊4日のエバグレーズ国立公園キャンプでのアクティビティは
2月27日は設営してから近所を散策し、夕方から晩御飯を作り始めました
少し薄暗くなってからの食事は雰囲気が・・・・・無い!、なんでやねん!まだ2月つ言うのに{蚊}
参った・・・こんなに蚊が居てるとは・・・・明日から暗くなる前に晩御飯にしようっと(笑)
写真はウチのキャンプサイト・・・わりかし、ゆったりしてます


2月28日はお弁当を作ってバックカントリーツアーに行きました
バックカントリーは自然の中に入っていくのでまずはツアーで色々と現地の事情を教えてもらってから・・・次回は自分たちで行こうかって思ってます
まずはバックカントリーの入り口のマリーナから・・・・ここからカヌートレールと言う水上トレールが始まってます
一番深いところで水心4フィート・・・120センチです
ポンツーンボートで1時間45分のツアーです
途中ではマングローブの森があったりワニがいてたりで船長が植生や生態について色々教えてもらいました・・・
重要なのは毒のある木や毒蛇につて・・・これはちゃんと覚えとかんとアカン(^0^)・・・ホンマ

水が茶色いのは汚れてる訳ではなく、植物の葉から出るタンニンの色だそうです・・・うちの近所の川も茶色いもんな

キャンプサイトに帰って早めの夕食・・・一杯飲んで腹いっぱいになってまだ薄明るいのに眠たくなって、テントに入って寝てたら・・・・表で誰かが呼んでるので出てみたら隣でキャンプしてた兄ちゃんが「明日帰るので、良かったら薪を置いときましょか」って
ありがとう、貰いに行きます・・・・薪を貰って運んでたら、今度は「良かったら今日釣った魚も
どうですか」・・・おおきに、貰います(^0^)

その日は寝て、翌朝29日は朝飯食ってから魚の解体ショーです(笑)
隣の兄ちゃん達も帰る準備が出来たみたい・・・・気を付けてネ
ハニーはお弁当のサンドウィッチを作って
魚の解体が終わってから・・・・湿地にあるトレールに出かけました

キャンプサイトから35マイル(56Km)ほど行ったところにアンヒンガートレールと
ガンボーリンボートレールがあります・・・この時はアンヒンガーに行きました
トレールではパークレンジャーがここの植生や野生の生態・気候などを教えてくれます
少しだけ参加して後は安全なトレールなので自分たちでボードウォークを散策して
お弁当を食べて(^0^)

後ろの木の咲いてる赤い花はエアープラントと言って地面に根を張るのでなく他の木に寄生する植物です・・・これはたぶんランの一種かな?

その後またサイトに戻って早い晩飯食ってからマリーナに出かけて今夜はサンセットクルーズに出かけます・・・・・キーウエストよりこっちの夕日が綺麗とのこと・・・ホンマかいな(笑)
風に吹かれてスキッパージョニーです(笑)
船長は他のツアー客と話し込んでたので僕が船長の代わりやってます
横に写ってるのはこの船の助手の人です

そしてサンセットの始まり・・・・船長が帰って来たので操舵は交代です
僕たちはゆっくりサンセット見物です

助手の人が「後ろから写真移したげる」って・・・おおきに(^0^)

明日はいよいよキャンプ飯です(^0^)


2016年3月4日金曜日

エバグレーズ国立公園(その2)キャンプ場のご近所さん

やっと予約してたエバグレーズNP内のフラミンゴと言うキャンプサイトに到着
荷物を降ろして・・・・・おやつも出して・・・もちろんおやつは500円までです(^0^)・・・ホンマ
「あたり前田のクラッカー」や「都昆布」も持って来てます(^0^)
設営も終わって、すぐ近くのフラミンゴのビジターセンターに散策に出かけました
マリーナやレストランも併設されてます
マリーナはコンビニみたいになってて便利です
桟橋の近くではマナティーが遊んでました
おとなしいご近所さんです
ぶらぶらと歩いてたらマリーナから出てるボートツアーのお客さんが
「あそこの隅にクロコダイルがいてるで」って・・・・ホンマや初めてみた
顔がスマートで色白やねんな・・・・・こんなご近所さんはちょっとかなわんな(笑)
トレールの方に行ったらアリゲーターが日向ぼっこしてた
こいつはウチの近所にも居てるし・・・・2ショットで・・・・「はいチーズ」
帰りに通った道を横断してた・・・・模様はどうやら「パイソン」みたい
アナコンダも居てるとのこと、こいつはまだアカチャンみたいで小さかった・・・・
近所に大きいお母さんパイソンが居てるんかな(^0^)・・・・キャンプサイトにはこんといてな(笑)
次回はいつものキャンプ飯です

2016年3月3日木曜日

エバグレーズ国立公園(その1)やたらと広い公園やった(笑)

今回はエバグレーズ国立公園に行きました
国立公園でのキャンプは初めてです・・・・キャンプ料金はと別に入場料を取られた・・・州立公園とはチョット違うんや
エバグレーズNP(国立公園)は世界遺産に登録されていて、広さは東京都の3倍弱、大阪府の3倍強の広さ・・・・
この写真はビジターセンターで表示されてるものです、海側の水面も公園になってるんや・・ふーん


こちらの写真は公園内に生息する野生動物・・・・なんかオドロオドロした感じでウチの近所とあまり変わらない(^0^)
違いはパンサーがいてる、クロコダイルもいてる・・・・ちなみにフロリダのこの辺りだけが南に住むクロコダイルと北に住むアリゲーターが重なって生息してるところらしい
もう一つアナコンダやパイソンも生息してるとのこと・・・・・5mクラスが居てるって
あまり出会いたくないな(^0^)
こちらがパンサーの銅像・・・・このおっさんが野生で生息してる訳ではありません(笑)
ビジターセンターを出たらすぐにゲートがあって・・・・20ドル・・・高いやんけ!・・
「1週間使えます」って・・・そやけど単位が車1台とかオートバイ1台とか・・・人数は関係なし(笑)
ココで料金を払って予約してあったキャンプサイトに向かいます・・・・
こんな景色の中を延々と実に60キロも・・・・大津で入場料を払って西宮でキャンプ(笑)
訳1時間ほど走るので途中で眠たくなってもた(笑)
途中にはこんな看板が

「ロックリーフ峠」
「標高90センチ」・・・・・別に表示せんでもえぇやろ(笑)

また明日にでも(その2)で続きを書きます